ボトル1本5,000円もする高額ビールってどんなビール?

クラフトビールがブームです。今までのビールと比べて、高価な印象があるクラフトビールですが、日本と酒税法が異なるアメリカでは、1本100円くらいから買えるクラフトビールもあります。ただ、その逆でとても値段が高いビールも存在します。今回はそんな高額ビールをいただいてみました。

Cascade Brewing(カスケードブルーイング) Elderberry Northwest Sour Ale(エルダーベリーノースウエストサワーエール)

Cascade Brewing(カスケードブルーイング) Elderberry Northwest Sour Ale(エルダーベリーノースウエストサワーエール)

日本での販売価格が約5,000円のこちら、アメリカ・オレゴンにある「Cascade Brewing(カスケードブルーイング)」のサワーエール、「Elderberry Northwest Sour Ale(エルダーベリーノースウエストサワーエール)」というビールです。

サワーエールとは?

日本ではまだ馴染みの少ないビールのスタイルですが、端的に言うと酸っぱいビールです。サワーエールの中でも、ベルギーの「ランビック」という自然酵母を使ったビールが有名です。アメリカでは、ホップの苦味に慣れた(飽きた?)ビールマニアに、酸味と旨みが評価されていて、サワーエールが流行りつつあります。

特に今回いただいたカスケードブルーイングはサワーエールの醸造所として、人気を博しているブルワリーです。造り方は通常のビールと大きく異なりませんが、発酵に使う酵母が異なります。

1本5,000円の理由

このビールが高価なのは、その醸造過程に理由があります。まず、オーク樽で12~24ヶ月間熟成させて、さらにエルダーベリーを加えて5~12ヶ月間、追加で熟成させているとのことで、最大3年かけてできるビールなんです(ただ、ラベルには 2015 PROJECT と書かれているので、このボトルに関しては2年弱でしょうか……)。

通常のビールは2週間から2ヶ月程度で完成しますし、泡盛は3年熟成させると古酒と呼ばれることを考えると、この価格になってしまうことも理解できるのではないでしょうか?

Elderberry Northwest Sour Ale(エルダーベリーノースウエストサワーエール)のボトルとコルク

Elderberry Northwest Sour Ale(エルダーベリーノースウエストサワーエール)のボトルとコルク

ボトルはシャンパンのようにコルクで栓がしてあり、底にはくぼみがあります。賞味期限はなんと2027年でした。東京オリンピックの次の次のオリンピックが間近に控えても飲めるんですね。もちろん、その期間もボトル内で熟成が進むので、今日飲むのと5年後に飲むのでは味が変わっているはずです。いつ楽しむのかはあなた次第、育てる楽しみもあります。

1本5,000円のビールの味は?

エルダーベリーノースウエストサワーエール

1本約5,000円ビールは、香りも楽しむためにワイングラスでいただきます。

さて、飲んでみた感想ですが、まずはしっかりとしたベリー系の酸味、そしてオーク樽の香り、渋みのようなものも感じました。アルコール度数は7%と低くは無いのですが、とても飲みやすく、グイグイとまではいきませんが、スルスル飲むことができます。深みのある、独特の世界観を楽しめるような、そんなビールでした。グラスに注いでから温度の変化を楽しみつついただくのもいいでしょうね。値段が値段ですし、余すところなくじっくりと楽しみたいビールです。

日本にもあります、高価なビール

日本にも時間をかけて造られた高価なビールがあります。中でも高価なのは、那須高原ビールの「ナインテイルドフォックス1999年」です。1999年に醸造されたビールで、ボトルは特製の木箱に入っています。現在の価格は500mlで12,000円となっています。よなよなエールでおなじみのヤッホーブルーイングの「ハレの日仙人」はもう少しリーズナブルですが、ボトル1本(750ml)で3,000円となっています。

いずれにしても、「とりあえずビール」という感覚ではいただけない特別なビールだと思います。機会があったら(もしくは機会を作って)ぜひ飲んでみて、ビールの多様性を感じていただければと思います。

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